去る平成16年9月11日の真珠園療養所ワークショップ(研修会)では
多数のご参加をいただきまして、ありがとうございました。
こころの医療をもっと身近に捉え、「こころの健康づくり」に役立てていただければと思います。
短時間ではありましたが、共に有意義な時間を過ごす事が出来たのではないかと思います。
内 容 「 こころの健康づくり 〜精神疾患の早期発見・早期治療〜
講 師 大塚 俊弘 医師(長崎県福祉保健部健康政策課) 
場 所 西彼町保健福祉センター(遊湯館)
日 時 平成16年9月11日(土)
共 催 西彼町保健福祉課
「講演会を終えて・・・」                  記 福田

去る
911日(土)、西彼町保健福祉センターにて保健福祉課と真珠園療養所の共同企画による「こころの健康づくり〜精神疾患の早期発見・早期治療〜」と題した大塚俊弘医師(長崎県健康政策課)の講演会があり、医療関係者60名、福祉・教育関係者20名、一般30名総勢110名ほどの参加がありました。
内容は長崎県の健康づくり対策(健康ながさき21)の紹介があり、その中からこころに関することを中心に話されました。

まず、ストレスについて話され、「失業より結婚がストレスである」とか、「昇進や長期休暇もストレスである」とのことでした。
職場におけるストレスはうつ病を生み、
自殺者の半数はうつ病であると言われているとのことでした。
長崎県の場合自殺者は全国平均を上回っているそうです。

うつ病は身近の病気で10人に1がなるそうで、うつ病かどうかは受診すれば簡単にわかるそうです。
「うつ病は脳の神経の病気なので、早くに受診して早く治療すれば治ります、気晴らしすれば治るという代物ではありませんので、間違った対応をしないように。」とのことでした。

先生いわく「合法ドラッグ(たばことお酒)」の弊害についても話されました。アルコールは大麻などよりも心身に及ぼす影響が大きく、依存性が強いとのことでした。
 「喫煙はストレス解消にはならない!」
 「“酒は百薬の長”は宣伝文句」
 「受動喫煙による妻の肺がん死亡率は約
2倍になる」とのことでした。
 「タバコもお酒も百害あって一利なし」
と締めくくられました。

また、「統合失調症(精神分裂病)も脳の神経の病気」
 「日本の精神科医療は世界に比べて閉鎖的で入院中心」
 「世界は裁判官が、日本は医師が入院を決める」、
 「アルコール依存症の患者さんは酔っていては入院できない法律がある」
などトリビアのようなものから、子供・家族の問題についても話され、
「虐待がとりだたされ、愛情がなくなったと言われるがそうではなく、
核家族化によって個々人の結びつきが逆に強化されたことで問題解決しにくくなった、だから地域で支えることが必要」「子供の教育は倫理観、道徳観を育てるべき」ということでした。
自閉症については「これも脳の病気で、親の問題ではない」と話されました。

軽快で、楽しく、“ネタ”も交えながらのご講演は表現が平たく、一般住民にもとても分かりやすかったと評判でした。